Neo4jユーザグループ再結成&Neo4j無料セミナー
ということで、Neo4jユーザグループ再結成&Neo4j無料セミナーへ行ってきましたよ。
Neo4jの日本でのセミナーは久々だなあ。ユーザグループが停止状態だったというのもあるだろうけど。
Neo4jユーザグループ再結成
- 発表者は長瀬氏@株式会社テクノロジックアート
- ユーザグループの紹介
- 今後の活動
- 今後、Neo4jの勉強会や、事例発表などを展開していく。
- OSCへの出展も考えているらしい・・・
- 3/11にNeo4jのCEOが来日セミナー開催するかも。
Introducing Neo4j The Graph Database.
- David氏@Neo Technology社の話。通訳つき。
- Neo Technology社はヨーロッパ、米国に展開している会社。開発者は現在、60-70人名。
概要
- 最初にNeo4jの紹介。
- 後半は最新版2.2説明。
Neo4jの紹介
- Neo4jはグラフデータベース内では筆頭。
- 1M+ Downloads
- 150+ enterpise subscription
- Neo4jの歴史
- さまざまな用途・業界で実は使われているNeo4j
- グラフデータはなにかいいのか
- データ表現の自由度がとても高くなる。
- クエリによるリアルタイム検索が可能になる。
- 最近のデータ管理の要件。
- とにかくデータ量が多い
- トランザクションも多い
- 接続しないと処理できないシステムが増えている。
- 他の要素から顧客を分析するような要件。複数データソースからの分析。
- Neo4jのクエリ言語 Cypher の話。下記例での説明。:Person がLABEL (確か2.0から導入された機能)になっている。
MATCH (:Person{name:"Dan"})-[:LOVES]->(:Person{name:"Ann"})
- Cypherの特徴
- 関係を示す自然な表記と性能を両立している。
- SQLだと非常に複雑なクエリをCypherのMATCH/WHERE/RETURNで簡潔に記述する例。
- 3階層のツリーを辿って部下の名前と部下数をカウントする例。
- PostgreSQLなら、再帰クエリ使えばあそこまで長ったらしいクエリにならんかも?
- NoSQLでのRelationshipの管理
- どれもNoSQLデータを簡素化、検索の簡素化
- 他のNoSQLにデータモデルがない。
- クエリの有無、結合ロジックの有無
- NoSQLはACIDが不十分
- モデリングにおけるNeo4jの優位性
Neo4j 2.2の新機能紹介
Neo4j導入事例
- 講師:鈴木いっぺいさん
Neo4jの適用領域
- Neo4jはソーシャルに限らずいろんな「リレーションシップ」を管理するもの
- 大きく伸びている業界:医療、金融、テレコム
テレコム業界
- ネットワーク機器依存度分析、資産管理
- ソーシャルグラフ
- コール分析(地域、カテゴリ、クレームの種別などからの多重分析?)
医療業界
-
- プロバイダーグラフ(医師の紹介)
- 患者グラフ(医師レコメンデーション)
- バイオ情報グラフ
Neo4j導入の理由
導入事例
- フランスのキャリア
- 機器の関係をグラフ化
- 卒業アルバムのオンラインシステム
- 卒業後の同級生を探すもの
- ナショナルジオグラフィック
- 以前はPostgreSQLを使っていた。リアルタイムのエンジンにPostgreSQLを使っていたが性能限界があった。
- そのためNeo4jに移行。
- PostgreSQLにどういった問題があったのか、ちょっと気になるね・・・
- CrunchBase
- 分析系システム。複雑な検索条件を設定可能なので導入。
- eHarmony
- オンラインデートサイト
- 男女の相性マッチング=推奨エンジン=Neo4jを使うことに
- 過去に自前でグラフDBを使おうとしたが失敗。
Neo4jの日本での事業活動
- 鈴木氏@クリエーションライン社の発表。
- Neo4jの日本でのビジネス展開
- サブスクリプションの提供
- 導入に関する相談、サポートの話
- 詳細は聞けず。
- OpenStack、CloudStackなどと合わせ、Neo4jもインテグレーションサービスの一つとして検討しているっぽい。